毎日にちょっとだけ豊かな時間を

そらのたねを始めてもうすぐ1か月

こんにちは、そらたねです。無人販売の古着屋を6月17日からオープンして、20日くらいが過ぎました。

ありがたいことに、お客様ゼロって日はないです。入ってもご購入いただかない事は多々あります。自分もショッピングモール行って、洋服屋をウロウロして買わないこと、いくらでもありますから。

とりあえず、今はこの場所に、こんなお店があるんだよ!ってことを知っていただく事が大事ですね。

さて、無人販売ということに、特に年配の方の反応が、予想外でした。

私が隣の塾で仕事をしている時は、チャイムを設置しており、教えてもらえばすぐさま駆けつけるという仕組みになっています。

先日、チャイムが鳴ったので、急いで洋服屋へ向かうと、2名のおばあちゃま。

支払はポストにお金を入れておいてください。というシステム(システム?)なのですが、どうにも「万引き」しているような気分になってしまって、押したそうです(笑)。

私がいつも店番している訳ではなく、野菜の無人販売と同じですと伝えたのですが、「野菜と洋服は違う」と、買ったものをわざわざ取り出して、「この2枚分のお金ね!」と渡して下さいました。

このようなとても真面目な人たちが多い日本だから、無人販売が成り立つんでしょうね。

なぜ無人販売か?

理由は大きく3つあります。(Facebookの「二宮&大磯大好き」グループにアップしたものから一部抜粋)

1つ目は、私が洋服を買う時に、店員さんに声をかけられるのが苦手だから。

2つ目は、二宮に昨年から今年にかけて、私の両親、旦那の両親を呼び寄せて暮らしているので、買い物やら病院やら予定が何かとかあること。

3つ目は予定はなくても、やりたいことをやる時間が欲しいこと。私は喫茶店をやっていた時は仕込み、買い出しとほとんど店で過ごしていて、あーいう生活はしたくなかったから。自分にゆとりが持てないと、中々周りに優しく出来ない器の小さい人間なもので。すいません。

以上、3つ。

お店をやるのに、「自分の時間が欲しいなんて、我がままだ!」と思われるかな?と恐る恐るFacebookに上げたのですが、共感して下さる方が多かったので、ホッとしました。

なにより、「店には人がいるものだ」「商売しているなら、他のことを多少犠牲にしても仕方ない」「商いをナメちゃいけない」って考えが少なからず私を苦しくしていたので、「そうじゃなくて良いんだな!」と分かって、嬉しくなりました。

これって、多くの事に当てはまるのかも。私の他にも、自分で自分を窮屈にしている人がいるのかもと思って、ブログに書かせてもらいました。

夫婦だから、親子だから、学習塾だから、母だから、家族なんだから、友達なんだから、女なんだから

色んな肩書があって、それにとらわれてしまいがち。

でも、自分にとって、何が大事なのか?そこに改めて焦点を当てると、どうするのが心地よいのか見えてくると思います。

なんとなく窮屈な思いをしている人が、ふわっと軽い気持ちになり、そんな人が増えて、多くの人が軽い気持ちになれれば。

そしたら、世の中寛容な人が多くなって、くるくるとうまい具合に回るんだろうな。