毎日にちょっとだけ豊かな時間を

木製ハンガーのおはなし

こんにちは、そらたねです。今日は洋服屋「そらのたね」を11時~16時まで開けていました。

お天気はあいにくの雨。オープンして1時間くらいはノーゲストだったので、ダンナと二宮町のティグレさんのパンを食べて、のんびりしていました。ノーゲストには「喫茶そらのたね」で慣れています(笑)。
そして、まあ、こんな日も悪くない。(こんな日ばっかりじゃ、悲しくなるけど)

「日曜日、行きますね!」とある保護者様から連絡はもらっていたのですが、雨だったので、いらっしゃらないかな~と思いきや、2時頃にお友達、娘ちゃんたちと4名でご来店。

その後、他2組の保護者様もいらしてくれて、いや~、嬉しい想定外でした。

4名の母娘チームは、本当にあれこれと試着して、意見を言い合って、「母と娘の良さってこれなんだろうな~」と、見ているコチラが嬉しくなりました。私も母とよく洋服買いに出かけたものだと昔をちょっと思い出したり。

ある保護者様が「ハンガーがプラスチック製でなはく、木製ないのが良い」とお友達と話しているのを耳にして、「そうでしょ!!!」って、めっちゃ嬉しくなりました。

実はハンガーはこだわったんです。こだわりがない、この私がめずらしく。

販売する洋服は古着で、価格もなるべくお財布の負担にならぬよう、安めの設定。

でも、安い服を、安っぽい感じにしたくなかったんです。
安めの服だけれど、「バザーで買った」感じではなく、「悪くない洋服屋さん」で買った感じにしたかったんです。

この「そらのたね」を開店する前に、いくつかのリサイクルショップや、洋服店を観察して回りました。

「プラスチックハンガー」で「ぎっちり」とラックに洋服が掛けられている、あるリサイクルショップ。

品ぞろえは決して悪くない、というか割と豊富でした。
だけど、そのリサイクルショップで買い物をして「豊かな気分」には、なれないのではないかな?と。

ハンガーだけは、ちょっとこだわろうと決めました。

だから、今日はそれに気づいてもらえて、それを表現してもらえて、本当に嬉しかったです。

近江商人の経営哲学らしいのですが「商売は三方よし」というものがあるそうです。
「三方よしとは売り手、買い手、そして社会に良いこと」

「そらのたね」が少しずつ、そんなふうになっていけるように、あれこれと、じわじわと、やっていきたいと思います。