毎日にちょっとだけ豊かな時間を

まとまって暮らす

こんにちは、そらたねです。ダンナのお母さんが、入院しました。

私達くらいの年になると、そういうことも起きてきます。両父母とも70代。父親たちは80歳目前ですから。

私はずーっと考えていることがあって、それは「長屋のように暮らす」ことが、実は鬱陶しいながらも、メンバーにとって便利だし、寂しくないし、メリットが多いのではないか?ということです。

同じ屋根の下というのは、生活リズムの違いなどで、少々窮屈すぎるのかもしれないけれど、それこそ「スープの冷めない距離」に住む。

これを私は自分の両親に洗脳のように話続けていました。「みんなで近くに住もうよ」と。

元々、私の父親は「老人ホームに入るから、娘に面倒を見てもらうつもりはない」って感じでした。
でも、やっぱりそうは言っても、手続きやら、着替えやら、なんだかんだと手伝いに通わないといけない。

それに、出来れば、出来るところまでは自分たちで年を取った両親をお世話したいなという思いもあります。

私たちは「オギャー!」と生まれて、両親に世話をされて、大きくなってきました。
だから、今度は私たちが出来る範囲でお世話をするのが、なんとなく、人間の関係性というか巡りというか。

今は多くの介護施設があり、老人ホームがあり、お金を払って「どこかの施設で面倒をみてもらう」というのが当たり前のようだけれど、出来ない事はお願いし、出来ることは自分たちでやる。そんな風にしたい、と今は思っています。(そんな簡単な事ではないのかもしれませんが。未知の世界なもので)

さて、ダンナの実家は我が家から車で2時間弱。圏央道が渋滞している時期なんて、もうウンザリします(笑)。

今は新型コロナの影響で、面会は出来ないので、入院したお母さんには会えません。
でも、お母さんは病院でしっかり見てもらえているし、電話で話した感じも、大丈夫そう。
お父さんのお世話がしなくて良いから、もしかしたら、ちょっとラク出来ている(笑)。

問題は、一人家に残っているお父さんです(笑)。

ダンナのお父さんは、全てお母さんに任せきりの、超亭主関白タイプ。亭主関白という呼び名がぴったりな「人の意見に耳を貸さない」人。ヨメの私が言うのもですが、まあ、ダンナの家族全員が思っているでしょう。

身体が不自由ということもあり、身の回りの事は全てお母さんにやってもらっていました。

そのお母さんがいない。

これは、絶対に気持ちが弱っているに違いない!引っ越してくることを説得するなら今しかない!!!と、まるで「敵を討つなら今じゃぁ~!!」の勢いで、ダンナがお父さんのところへ様子見という名目で出向き、引っ越してくるよう交渉に行きました。

私は、どうせダンナのことだから、不機嫌なお父さんに対して、「引っ越し」の「ひ」の字も言えずに、ノコノコと帰ってくるであろう。と、予想していました。

しかし!やはり攻めたタイミングが良かったんです。

あっさり、「そうだね。近くがいいね」と承諾!
あまりのあっけなさに、2時間弱かけて行ったのに、滞在時間40分ほどで、帰ってきました。

「敵が落ちた!!!!!」の気分。とりあえず、第一関門突破です(笑)。