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【専業主婦希望の女性必読】専業主婦が無理だった話

こんにちは、そらたねです。私は独身生活が40歳くらいまで続いたので、基本的にはずっと働いていました。なので、専業主婦にとても憧れていました。OLしていた時に、周りの友達とも「専業主婦させてくれるダンナさん、どっかにいないかな~」なんて、しょっちゅう話していました。

私が専業主婦になりたかった理由

なぜ専業主婦がしたかったのかと申しますと
①単に毎日、会社に行きたくない。
②きちんと時間をかけてご飯を作りたい
③平日の空いている時に、好きな事をしたい

こんな感じ。誰もが思うことですね。贅沢の極み。

なので、「専業主婦させてくれる」が、今の主人との結婚の条件の一つでありました。

プチ専業主婦をしてみたら

横浜市から今の街に引っ越した時、主人の仕事の都合で、私だけが先に引っ越してきました。確か、1か月半くらい一人生活だった記憶があります。

その間は、仕事もしておらず、主人のお世話もなく(まあ、普段からそんなにやってないですけど)、新しい街を知るために、一人自転車でフラフラしている日々。
1日目くらいは「あら、こんなところにカフェがあるのね。スーパーはこっちが良いわ。」みたいに発見があって面白かった。

そして、何時に夜ご飯を食べようが、私だけだから、全くの自由。

もぅ、最高!

と思えたのは、最初の数日。心から暇でした

まず、自分だけのごはん作りは、適当になります。よく母が言っていました。「お父さんがいないから、夜ご飯はご飯と納豆と海苔」とか。あ~、こういうことね。と納得しました。
言うても私は飲食店をしていたので、作ることは嫌いではないのですが、やはり自分の分だけって、手を抜きがちになります。パスタだけとか。

それはドラマ「きのう何食べた?」でも西島秀俊が言っていました。一人だとパスタだけとかになりがちだよな。と。分かります。

街探検だって、40代のおばちゃんがチャリンコで動ける範囲は、家から半径2キロくらい?まあ、飽きますよね。

会社に行かず、きちんしたご飯も作らず、極めつけに、私は「趣味がない」人間でした。

映画を観に行くことが好きだったけれど、自転車、バス、電車を乗り継いでまで、行こうとは思えません。(うち、駅から遠いので)

「じゃあ、家で昼からネットでも観ていたらいいじゃん」と思われるかもしれませんね。
Amazonプライム、ネットフリックス、その他もろもろ、今や家で楽しめる時代。

でも、私は割と厳しい母から育てられ、基本的に「家でグウタラするものは、人間にあらず」的思考を植え付けられており、「平日の昼間からゴロゴロ~、ゴロゴロ~」とずん飯尾が言っている生活を毎日送るなんて、バチあたる。という思いが心のどこかにありました。

1日が長い。あ~、これがご老人の方が感じていることなのか。と夕焼けを見ながら考えていました。

私、専業主婦、無理だわ

あんなに憧れていたのに、あっさりと。何年もあこがれ続けたのに、まさかの展開でした。

読書したり、勉強したりすれば良いのでしょうが、丸1日空いていると、うまく時間を使えないものです。特に短距離型の私には、迫った納期があるからこそ、やる気がでるけれど、いつでもやれるものは、いつまで経ってもやりません。

「人は自分の手にないものは、良く見える」って、これ、本当だったのね。

きっと、この日本には、まだまだ「専業主婦」に憧れている女性がいるのでしょうけれど、「専業主婦」になるにも素質ってありますよ。